地震によるある地点での地面の揺れの程度を震度といいます。日本では10段階に分けられています。震度計と呼ばれるある種の地震計で観測して決められます。
震度 | 揺れ |
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0 | 人は揺れを感じない |
1 | 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる |
2 | 屋内にいる多くの人が感じ、吊り下げた電灯などがわずかに揺れる |
3 | 屋内にいるほとんどの人が感じ、棚の食器類が音を立てることがある |
4 | かなりの恐怖感があり、吊り下げたものが大きく揺れ、すわりの悪い置物が倒れることがある |
5(弱) | 窓ガラスが割れて落ちたり、棚の食器類が落ちることがある |
5(強) | 重い家具や多くの墓石が倒れ、主要な水道管に被害が発生する |
6(弱) | かなりの建物の窓ガラスが落下し、地割れや山崩れが起こる |
6(強) | 立っていることができず、耐震性の低い建物が壊れ、倒れる |
7 | 立っていることができず、耐震性の低い建物が壊れ、倒れる |
マグニチュードとは、地震の際に解放されたエネルギーの総量を推定して導きだされる数値である。 つまり、ある地震の規模の大きさをあらわすための指標といえる。下はマグニチュード5,6,7,8,9の地震のエネルギー量を球の体積におきかえて比較したものである。 マグニチュードの値が1ちがうだけで、エネルギーは約32倍となる。 2ちがえば32倍の32倍で約1000倍だ。つまりマグニチュード7の大地震にくらべて、マグニチュード9の超巨大地震は1000倍の規模だということになる。
地震の際に発生する地震波は、地震の規模によって、どのような周期の地震波がどれくらいの割合で出てくるか、おおむね決まっている。 地震の規模が大きくなればなるほど、周期の長い(つまりゆったしとした)地震波の割合が多くなる。 一般的なマグニチュードの値の算出には、周期の短い(つまり小刻みな)地震波の振幅や速度が用いられる。 このためこの算出方法では、大規模な地震を過小評価してしまう。 「モーメントマグニチュード」は周期の長いゆれも考慮に入れているため、この問題を解決できる。 モーメントマグニチュードは、カリフォルニア工科大学名誉教授の金森博雄博士によって考案された。
大きな地震(本震)が発生すると、直後から大きな地震が発生した付近で無数の小さな地震が発生します。これが余震です。余震は大きな地震の直後ほど発生数は多く、時間が経つにつれ、どんどん減っていきますが、一か月以上、あるいは数十年にわたって続くものもあります。
Q | A |
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地震とは? | 断層のずれによって生じた振動は、地震波となって地中を伝わり、人間が生活している地表でも振動(地震動)が引き起こされること。 |
震度とマグニチュードの違いは? | マグニチュードは、地震を起こしたエネルギーの大きさを示したもので、これに対し、地震の揺れの大きさを表す単位が「震度」である。 |
活断層とはどんなものか? | 活断層とは、約200万年前から現在までの間に地震によってずれた痕跡があり、将来もずれる恐れのある断層のことをいう。また、活断層がない場所でも地震は起こる |
地震の二次災害は? | 津波、断層、液状化、土砂崩れ、火事、停電、断水、落下物による事故等 |